Cloze练习文本

19番 作曲家

司会者: 作曲をするときに**気をつけて・いらっしゃる(気をつけている)**ことはどんなことですか。

作曲家: そうですね。最近は、音楽の寿命(じゅみょう)が短くて、すぐに飽きられてしまうと言われていますから、いかに飽きられない音楽を作るか、ということには気を使いますね。長く親しまれる(親しむ)のはどのような音楽か、心理学の実験でも調べられているんですよ。

司会者: どのように調べるんでしょうか。

作曲家: 例えば、ある実験では、単純でわかりやすく、ちょっと聞いていいなと思う曲と、リズムやメロディがやや複雑で、**第一印象(だいいちいんしょう)としてはなんだかよくわからないなという曲と、二つの曲を繰り返し(くりかえす)**聞いてもらったんですが、すぐに飽きられてしまったのは、どちらの音楽だと思いますか?

司会者: ああ。単純だと、すぐに聞き飽き(聞き飽きる)てしまうかもしれませんね。

作曲家: そうなんです。だから、たとえはじめの印象が悪くても、ちょっと難解(理解するのが困難)なほうがいいんです。昔からずっと親しまれ(親しまれる・親しむ)続けている音楽がありますが、私も長く愛(あい)される音楽を作りたいものだと思っています。

この作曲家は、どんなことに注意して、作曲をしていると言っていますか。

  1. 昔から親しまれているメロディを取り入れる。
  2. 最初の印象がよくなるように工夫する。
  3. ある程度複雑なリズムやメロディを使う。
  4. 単純でわかりやすい曲にする。

20番 フクロウ

先生が、フクロウという鳥の生態について話しています。この先生は、フクロウが夜に活動するのは、どんな点で合理的だと言っていますか。

夜間(やかん)、活動する代表的な鳥として、よくフクロウの名前が挙げられます。フクロウの目は大きく、視力は大変優れ(すぐれる)ていて、わずか(僅かな)な月明かり(つきあかり)の中でも活動し、えさとなる小動物を捕らえることができます。その目は暗やみに適した(適する)進化をしているので、昼間の明るさにはあまり向いていません(何々に向いている)。