Cloze解答編
25番 商店街の活性化
先生が、ある商店街について話しています。この先生は、この商店街が活性化に失敗した理由は、何だと言っていますか。
ある自治体が、商店街の復興を目指すために、公共事業としてお金を注ぎ込んで・突き込む(突っ込む)、商店街の街並みや店構え(店を構える)を昔 + 懐かしい雰囲気に変え、積極的に観光客を呼び込み(呼び込む・インバウンド)ました。その結果、確かに、観光客を対象としたお土産を扱う店や食べ歩き(コロッケ、たこ焼き、クレープ)ができる商品を扱う店は売上が伸びました。しかし一方で、地元住民が必要とする日常生活用品を扱う店は売り上げが伸びないまま、次々に閉店(店仕舞い)していってしまいました。結局、商店街の復興という目標は達成されなかったのです。
観光が盛んに(さかんに)なることと商店街が活性化することを混同(こんどう)(一緒に)(パラフレーズparaphrase・言い換える)してはいけません。地元住民の生活を支え、地元住民に毎日来てもらえること、そしてそのための顧客サービスを怠らない(おこたる)こと、こうした・(そうした)(このような・そのような)意識が地域の商店街の活性化には不可欠なのです。
この先生は、この商店街が活性化に失敗した理由は、何だと言っていますか。
26番 照明の専門家
照明の専門家が話しています。この専門家は、明るさや暗さについてどう考えていますか。
日本では、明るいことが文明の発展だと考えられがちで(よく考えられるので しがち)、明るいことを単純にいいことだと思っている人が、世間(せけん)一般にも、照明の専門家にも多いようです。実は私もその一人だったのですが、イギリスに留学して、駅や道、部屋などの暗さ、また冬の朝の暗さなどさまざまな暗さを経験して考えが変わりました。
明るさを求めるだけでいいのか、暗さの価値(かち)を認め、暗さを生活に取り入れることで快適さ(かいてきさ)さが増すということもあるのではないか、と考えるようになったのです。例えば、自宅で寛ぐ(くつろぐ)ときは少し暗め(少なめで・大盛りで・多めで)のほうが落ち着きますね。**あえて(わざと)**照明を暗く抑える(おさえる)ことで、人々がゆったり(ゆっくり、焦らず行う・着物)行動する空間を作る。それも、照明の極意(ごくい)ではないかと思うのです。